「茶漬け味噌」は元祖スーパー発酵食品!
「茶漬け味噌」は元来は、岐阜県の東濃地方に伝わるお惣菜で、米、麦、豆の糀を醤油に浸し、野菜と和えた保存食です。昔の人々の知恵と工夫が詰まった元祖スーパー発酵食品です。野菜のない時期の保存食として今も作っている家庭がたくさんあります。今でこそ「糀」や「発酵食品」が体に良いと注目され、甘糀や塩麹や醤油麹などの商品が広く使われるようになりましたが、データなどがなくとも、発酵食品の良さを体で感じて、食していた昔の人々の知恵は素晴らしいと思います。
「茶漬け味噌」の由来
茶漬け味噌は、もともとは「しょうみそ」、「納豆味噌」、「なめみそ」、「おかずみそ」などと呼ばれ、具材は各家庭それぞれ好みの食材で作ります。それを商品化したものが「茶漬け味噌」です。マルコ醸造の茶漬け味噌には、山ごぼう、茄子、人参、自家栽培のしその実が入っています。商品化にあたり、お茶漬けのようにサラサラと食べてほしいとの願いから「茶漬けみそ」と名付けられました。昔は保存性と、農作業等力仕事の合間に食べたそうで塩分が強めでしたが、今は現代人の志向に合わせ、塩分控えめで製造しております。
「茶漬け味噌」の特徴
マルコ醸造の「茶漬け味噌」はマルコにしか作れない美味しさです。それには理由があります。
糀が手作り
原料の米・麦・豆の「糀」はすべて手作り!茶漬け味噌にも、手間暇かけてつくった出来立ての三種類の生糀を使用しています。量産商品には決して真似ができないと自負しております。
味噌、醤油屋のこだわりの調味料
原料に使う醤油はマルコ醸造で製造したこだわりの醤油です。その他の調味料も、調味料屋ならではのこだわりの原材料を使用しております。
東濃名産「山ごぼう」入り
東濃名産「山ごぼう味噌漬」。マルコ醸造では山ごぼう味噌漬を作っていますが、茶漬け味噌にも山ごぼうを入れています。「山ごぼう」が入っているおかずみそは大変珍しく、さわやかな香りと歯触りは茶漬け味噌には欠かせません。山ごぼうがはいっている理由は下の方をご覧ください。
自家栽培の「しその実」入り
そして、茶漬け味噌全体の薬味として、他の食材を引き立てているのが、「しその実」。しその実は、しその花が咲き終わったあとに収穫出来、しその良い香りとプチプチとした食感が特徴です。「しその実」は市場にはほとんど出回ることはないため、マルコ醸造では、自家栽培し、手作業で収穫したものを使用しています。
元祖エコ!「もったいない精神」から生まれた商品
マルコ醸造の「茶漬け味噌」は「もったいない精神」から生まれた商品と言われます。その理由は、「山ごぼう味噌漬」の製造過程にどうしても出てしまう「山ごぼうの端っこ」が「もったいない」ことから山ごぼうを入れ始めたから。
「山ごぼう」の上の部分は切りそろえるためにどうしても切らなければいけないのですが、本来とっても柔らかくて美味しい部分。家で醤油漬けにしたりして食してもどうしても余る。そして捨てるのは忍びないという理由で茶漬け味噌に入れはじめたそうです。
考案したのはと二代目の妻、富子さん。先祖の「もったいない精神」は今も各所で私たちの世代に受け継がれています。
ただ、今では「山ごぼう」の方が希少品となり、残念ながら「山ごぼう味噌漬」をたくさん漬け込むことが出来なくなりました。そのため、今では「端っこ」だけではなく、希少な正規品の「山ごぼう」を刻んで「茶漬け味噌」に入れています。
「茶漬け味噌」の種類
大・小二種類のサイズ。緑が小袋入180g入り。赤は徳用袋500g入り。カラフルなパッケージが特徴です。
「茶漬け味噌」のお召し上がり方
甘過ぎず、さっぱりした醤油味で温かいご飯との相性は抜群!
- ごはんに和えて混ぜご飯風に
- きゅうりに乗せてもろきゅう
- 野菜サラダのトッピングとして
- そのままお酒のつまみとして
- うどんの具材として
- お茶漬けに
- 野菜がたくさん入っているので、忙しい朝の朝ごはんとしてもおすすめ!
販売店
2022年12月現在、下記のお店で取り扱っていただいております。品切れの場合もございますので詳細はお店に直接お問い合わせください。(敬称略・順不同)
- スーパーマーケットバロー(岐阜県東濃地域)
- 岐阜県恵那市 えなてらす(恵那駅前)・ 道の駅「福寿の里」・大正村浪漫亭
- 岐阜県可児市 湯の華市場
- 岐阜県瑞浪市 きなぁた瑞浪
- 岐阜県瑞浪市 おばあちゃん市山岡、おばあちゃんの手作りの店
- 岐阜県多治見市 丸三三河屋・玉野屋(MINE)
- 岐阜県土岐市 もとてらす東美濃・山丸屋商店
- 岐阜県岐阜市 ギフツショップ(岐阜駅アクティブG)
- 愛知県豊田市 柴田豆腐店
- 愛知県名古屋市 ギフツプレミアム(オアシス21)
- 東京都 CHABARA日本百貨店
メディア紹介
- 2022年12月28日 CBCテレビ「チャント!」近藤サトのジモト応援団
- ご当地スーパーブームの火付け役となった書籍。メディアで話題となりました。著者の菅原様にはワイドショーでも茶漬け味噌をご紹介していただきました
大正村のある明智町周辺には名産の山ごぼうを味噌で漬けたものが人気。これはその生産ラインでどうしても出てしまう半端な山ごぼうを有効利用したいと、初代と二代目の奥さん2人で考えたエコ商品。田舎味噌と刻んだ山ごぼう、人参、なすがいい歯ごたえの、味噌汁的なお茶漬けに。
講談社「全国ご当地スーパー掘り出しの逸品」26ページより